2019年01月19日

ウォーター・クライシス

 浜田和幸氏は、著書の中で「ウォーター・クライシス(水の危機)が世界中で議論されている。」と記しています。
既に、世界中では飲料水、農業用灌漑用水、工業用水の三つの大きな問題を抱えている。そしてそれは、人類の生存を脅かすばかりか、これまで築いてきた文明さえ崩壊しかねないと・・・。
 日本はウォーター・クライシスから最も遠いところにいるように思えるが、それは認識が甘いだけで、実はバーチャルウォーター(農産物、畜産物の生産に要した水)の大消費国だと。ようするに、大量の食糧の輸入は、この「バーチャルウォーター」を輸入していることと同じであるという訳です。
 小麦1kgをつくるには水が1トン、米1kgをつくるには水が2トン必要とされています。人間が直接飲む水の量は、1日2L程度で十分とされているので、ひとり年間1トンもあれば済むのに、米や小麦などでその10倍、これが畜産物となると、牛肉1kgの生産には20トンの水が必要となるようです。これは、牛を育てるのにトウモロコシが要るからで、牛の可食部を1kg増やすのに、その13倍の穀物が必要なためといわれています。したがって、日本は豊かな水資源を誇りながら、水不足であえぐ世界中から大量の水資源を輸入して消費している国なのです。
 また、中東の産油国なども、石油が産出する限り水資源の開発に真剣にならず、バーチャルウォーターの輸入で補っています。そしてこの問題が、途上国、新興国の水資源を枯渇させていき、世界中でのウォーター・クライシスを起こす要因になっているのです。
 水の惑星といわれる地球ですがそのほとんどは海水で、淡水は全体の2.5%にすぎず、しかもその大半は地下水や氷なので、人類が利用できる水は全体の0.01%にすぎない・・・。

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2019年01月12日

家康江戸を建てる

 「家康江戸を建てる」は、歴史作家の門井慶喜氏が平成28年に発表した歴史小説で、正月のNHKの番組で二日続けて放送されました。
北条攻めの功労者家康に対して、天下人秀吉が命じた領地替えで、小田原、鎌倉、そして江戸への選択を迫られた家康が、見渡すかぎりの湿地帯だった江戸を国替え先に選んだ真相、100年、200年先を見越して大規模治水、利水工事を手掛けた家康の判断力、そして、それに答える家臣やその技術者。
 日本の首都大東京の礎を作った江戸の街づくりを描いた大作でした。三年ほど前に、駿府城跡地で家康公没後400年祭が行われた頃、駿府城公園を探索し、家康関連の歴史小説を読み漁っていた私は、この門井氏の小説を購入し読みました。 
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駿府城公園
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